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2006年8月21日 (月)

門司赤煉瓦研究会に行ってきました

門司港の魚住です。

土曜日、門司赤煉瓦プレイスで開かれた門司赤煉瓦研究会へお邪魔してきました。
いやぁ、面白かったです。行って正解でした。
実は、行く前は「赤煉瓦の組成とか、積み方とか、そういう話が始まったら、何分瞼が持つだろうか?」とか不謹慎にも考えていたのですが、第一回のテーマ「煉瓦のある風景の魅力について 」では、その心配は皆無でした。

特に講演中盤からの京都琵琶湖疏水の水道橋の紹介と、それが支える東山の水供給が生み出すその地の生活と風景に一連の相関関係が成立している。そんな相関関係の上で、風景の「図=主役」「共=基調」「地=背景」がきまり、それ全体を保全してこそ意味もあり、観光の資源として成立する。という解説の流れは、聞いていてとても分かりやすく楽しいものでした。
赤煉瓦の建物「だけ」がぽつんと残っても、魅力は乏しく、「エコシステム」としての全体像が想像できて、はじめて見る者の心に訴える風景として成立する。このあたりの指摘は、たしか藻谷氏だと思う「観光客はその地の生活を消費する(バーチャルに体験する)ためにその地に訪れる」という指摘に通じるものがあるのではないかと思います。

この講座、とてもお勧め。
こんな通常集客面では期待できず、開催に二の足を踏まれそうな集まりをイベントとして実現した赤煉瓦倶楽部さんと、講座内容のコーディネートをされた市原さん、スペシャルサンクスです。

因みに、次回は、
第2回 9/23(土)13:00~15:00
    (仮)門司の産業史から考える煉瓦建物群
    講演:九州国際大学 清水憲一

ということで、なぜ大里にはこうも赤煉瓦建築が多いのか?を話していただくのでしょうか。
かつてここを世界制覇の基地と定めた大正の新興財閥「鈴木商店」の、壮大な野望と挫折の、つわものどもの夢の跡をたどる講演になるのかも。期待しています。
門司で子供に郷土史教える人には必見の講演かもしれませんね。

因みに、京都南禅寺の水道橋画像はこちをどうぞ。
1, 2, 3,
いや、昔お邪魔したときに「寺の域内によくこんなもの作らせたなぁ」と思ったのですが、琵琶湖疏水の成立もけっして平坦な道ではなく、轟々たる非難の中、実現させたそうです。おまけに電気は作ったが使う人がいない。だから、市電を引いて電気の威力を見せて、目的だった西陣織への電気織機導入による近代産業化を実現するまでには、山あり谷ありだったらしい。
そのあたりの話も、ぜひ知りたいなぁ、とか思う今日この頃。

講演会の後、旧ビール工場跡のサッポロビール関連の展示見学会がセッティングされて久しぶりに建物内に入りました。
親父の代わりに千箱会にお邪魔して工場見学したのは、あれはいつのことだったろう・・・。
写真撮った筈ですから、探してみよう。

この画像は、赤煉瓦館内のBRICKホール
Pict0555

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コメント

来月の講演には行きたいと思っているのですが、ちょっと予定が流動的なので、直前になるまでわからないんですよねぇ・・・。

投稿: seamoon | 2006年8月21日 (月) 23時48分

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