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2007年9月30日 (日)

アジール

CNET Japanのコンテンツの一つ、「坂本多聞氏のインサイドアウト」に

ビジネスでも大事な、逃げる勇気と知恵」というエッセーがありました。

読んでいて、昔、山本七平氏が「日本には"アジール"という発想がない」ということを書いていたのを思い出しました。

アジールとは、世俗から距離を置き、そこ(多くは教会・寺院)に逃げ込むととりあえず誰であれ、誰も引きずり出して追及できない、という"神聖避難所"というかんじのイメージです。その裏には「しょせん、人間なんぞにろくな社会はつくれない。個人に責任を帰することができない悲劇もある。それに対処する」という発想だったと思います。

山本七平氏が、歴史的に無い、と書いていたのか、今の日本にはない、と書いていたのか思い出せませんが、つらつらと思うに、今の日本で唯一アジール的な場所は病院かなぁ、とか思います。
でも、病院をそういう逃げ込み先という使い方をするのは万民に可能なわけではなく、個室に入院して病院に無理を言える「金とコネのある人だけの特権」ですから、アジールとはいえないですね。

とか、つまらんことを書いてスミマセン。

元々の坂本氏のエッセーに戻って、

昔、「経営者の本当の仕事は、見切りをつけてうまく切り捨てていくこと」と言った人がいますが、けだし名言だと思います。戦争でも相場でも、あるいは一個人の人生でも、無限のソースを持たない以上は多分多くのことをあきらめざるを得ない。だから、手にしている物事でも引き時の見極めが一番大切なんだろうと思いますし、一番勇気がいるのだろう、と思います。

抱えていれば「あるかもしれない可能性」を捨ててしまうのですが、にもかかわらず、「それはわが一期に無用なもの」と捨てるためには、先の分からないどういう暗闇の中でも自力で歩いていける、という自信みたいなものが必要でしょうし。

って、んなこと書くつもりじゃなかったんだけどなぁ・・・。

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