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2009年5月17日 (日)

発熱センターって機能するのだろうか?

京阪神地区で新型インフルエンザが発見されていますが、そういえば、北九州の修学旅行って、奈良・京都が多いんですよね。
神戸へ修学旅行 生徒ら980人登校停止 北九州市教委
北九州市教委は16日、修学旅行で10日以降に兵庫県の神戸市東灘、灘、中央の各区か芦屋市に滞在した市立中学校8校の生徒911人、教職員69人の計980人について、滞在最終日から7日間、登校停止にすることを決めた。教職員は自宅に待機し、生徒も「できる限り家から出ないように」と学校を通じて指示する。
2009年5月16日22時19分 asahi.com(朝日新聞社):神戸へ修学旅行 生徒ら980人登校停止 北九州市教委 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0516/SEB200905160008.html


他所の街のことではなくなってきた新型インフルエンザ対策ですが、現在北九州市でも発熱センターが開設されています。
が、疑問なのは一体電話回線何本用意しているのだろう、ということ。
500本? 2000本? 
痩せても枯れても百万都市。発熱者は病院にいかずまず電話で相談、では、よほどの回線とオペレータ(結局は、この人たちが診断という医療行為をするわけですよね)を用意しておかなければ繋がらずに、発熱患者は事実上捨てられた状態になりかねないと思います。

この時期、発熱する病気はインフルエンザに限りません、たとえば、子供の発熱という事態の時、どれだけ気持ちが動顛するかは私ら夫婦も体験しました。発熱はみんな電話で対応して捌くことんなんて、果たしてできるのでしょうか?

もしインフルエンザでなければ、その間に病状が悪化、インフルエンザなら、切り札のタミフル・リレンザの効果的投与時期が過ぎ去るのではないでしょうか?
そして、発熱患者と家族が自分の判断で近所の病院に飛び込み、断られてトラブル、という事態も多発するなら、今後(特にこの秋以降)にも禍根を残すでしょう。

死亡率60パーセントの鳥インフルエンザの蔓延を想定した対策をマニュアル通りに今回のパンデミックに使うのは無理な気がします。
むしろ、インフルエンザであったとしても、迅速に病院にかかり、迅速に抗ウイルス薬の投与を受け、感染中断免疫を確保した人を増やすべきではないでしょうか。
そのために町中の病院のバックアップをする方がよいのではないか、という気がしています。

そんなこと思ったのも、実は息子がもうすぐ6ヶ月で、引きつけとか発熱とかがおこる時期にさしかかっていまして・・・。
すごーく個人的な事情というか、不安から気になってきたのですm(..)m

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コメント

外出禁止を2週間維持できれば、収束すると思いますが、それほど毒性や死亡率が高いわけではないので、やっていないようです。
しかし、インフルエンザ検査キットやタミフルについては流通が統制に入っているために、発熱センター、発熱外来というところに集中させたいというところではないでしょうか。
ちなみに、子供の発熱は、食欲があり元気なら心配ありませんが、食欲がないと小児科の病院に連れて行った方がいいでしょう。大人の風邪については、ひきはじめに葛根湯をのんで、体を冷やさないことと、水分とって熱冷ましをのまないでがんばる方が、治りは早いはずです。インフルエンザにもタミフルが効かないものがあり、リレンザは効くようですが、飲み薬ではないので、使い方がむつかしいかもしれません。

投稿: タカ派の麻酔科医 | 2009年5月17日 (日) 13時53分

発熱センターについては、よく知らないわけではありますが、とりあえず「行政は初期対策を怠った」とあとから言われないように・・とする目的も大きいのかもしれませんです。

患者を直接、観察・診療せずに、診断行為をする事は、医師でも禁じられておりますが、緊急事態なので、超法的な措置であると考えたとしても、「もしもし電話相談所」では、診断は不可能で、タカ派の痲酔科医先生がおっしゃるように、受け入れ可能な医療施設を紹介する事ができる。といった機能を期待して、設置されたものかと考えます。

子どもの発熱は、うちのは9歳になりましたから、昔ほどではないわけですが、発熱時の周囲(もと妻や実家の親たちなど)の対応を見ますと、水分補給に対しての認識が甘いようでありました。また、体温についても、きちんと測定せずに、「熱がある」「さっきより熱が高い・低い」などが多かったので、体温や、子どもの様子などは、経時的に測定・記録し、病院に行った時に、診断の参考資料とし提示される作戦にされると良いのではないか・・・と考えますです。

大人の発熱時には、つい、経験的に、シャツとかをしばしば着替えて、水分とって、寝ておけば良いのだ・・・としてしまうわけですが、「寝込んでしまう状態」になってしまったら、一人で寝ているのは危険であります。

数年前だか、40度近い発熱時に、寝ておりましたら・・とは言ってもひどい頭痛で眠れないわけですが・・・ついに幻覚を見ましたです。空中に、バットを持った男がおり、そいつが私をバットで殴っておるわけです。

「あぁ・・だから痛いんだ」 と、よく見たらそいつは、私ではないですか!! 「おい!!やめろ。おまえは、俺だぞ!!」であります。

この状態は、もう少しでアウトに近いものであったのでしょう。運良く、その時は回復できたので、コメントが書けています。

投稿: Fumi | 2009年5月17日 (日) 16時18分

タカ派の麻酔科医さん、
Fumiさん、
コメントありがとうございます。

発熱センターって、電話受けて、内容聞いて、インフルエンザかどうか、状態はどうか、医療行為はどう提供するか、を判断するわけですよね。
結局それって診療でありトリアージということでは?と思うのです。
それができる人が電話取ってもらえるのか、も不安ですし、それ以前に電話繋がるのだろうか?悪名高きアドビの電話サポート状態になるのでは?
と思えてならないです^^;

それにしても、Fumiさん、熱妄想って、とんでもない体験でしたね。
それって、インフルエンザだったんですか?

えっ、もしかして、マラリアですか!
温暖化の進む現代では、やっぱり日本も本場英国のトニックウォーターでジンリッキー飲むべきですよね
(んなわけないですね^^; m(..)m )

*日本ではキニーネは添加物とて許可されてないのであります


投稿: ku | 2009年5月17日 (日) 21時10分

電話のみで、その人の状態?を診断と申しますか、当てる?事はほぼ不可能であると思いますです。「なんだか急に体温が高くなりました」との電話でもって、インフルエンザであるか否か、いたずら電話であるか否かetc.は、わからないでしょうから、「熱が出たのですか・・それはお辛いでしょう。お近くには、○○内科があるようですが、受診されてはいかがですか?」ぐらいが、言える限界点ではないでしょうか? とは申しましても、発熱センターの電話相談のおかげで助かった・・・という人たちも出てくるでしょうから、設置はそれなりに意義があった。という事になると思われますです。

で、数年前の発熱がインフルエンザであったかどうかは、私はわからないであります(笑)。ここのとこ13年で、病院には2度お世話になりました。1度目は、仕事中に飛んできた金属削片が目に刺さってしまった時で、この時は、目から流血しながら歩いて眼科に行きました(笑)(その状態ではクルマ運転無理だし)、2度目は、ひどい偏頭痛の時に内科に行きました。で、その時も、「とりあえず寝るべし」と寝ていたら、幻覚であります。

インフルエンザは、私の後輩で、母校の薬理学講座の教授のお嬢様が、大学卒後2年目で亡くなってしまいまして、油断してはならない感染症であると思っています。本人も多分、「風邪だから家でゆっくり休んでいれば治る」と思って、寝ていたのでしょうけれども、気づいた時には、多分、動けなかったものと思います。

最近は、痛み止めとして、NSAIDsを含む薬が多く市販されている関係上、大人の場合、インフルエンザですと、発熱だけではなく、頭痛とか、筋肉痛とかも発生するので、「とりあえず痛み止め」とNSAIDsを服用しがちであります。NSAIDsは、小児のインフルエンザにはよろしくないのは知られておりますが、大人でもよろしくないと思いますです。これに関しては、インフルエンザウイルスそのものではなく、インフルエンザウイルス感染に伴っての何らかの物質が関与しているとされておりますが、今のところ決着はついていないようであります。とりあえず、TNF-α説が有力なような・・・

投稿: Fumi | 2009年5月17日 (日) 22時55分

>お近くには、○○内科があるようですが、受診されてはいかがですか?」ぐらいが、言える限界点ではないでしょうか?

それで、その病院に行って、「発熱患者は専門病院へ行ってください」と断られるのですね^^;

投稿: ku | 2009年5月18日 (月) 22時18分

解熱・痛み止めといえば、不謹慎かもしれませんが、サイトカインストームの仮説が実証されるかどうかは、今シーズンの大きなポイントかもしれません。
その発生が実証されたら、おこさせない治療法が考案され、秋以降(多分本番)で役立つと思います。

投稿: ku | 2009年5月18日 (月) 22時28分

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